541. ハシブトガラス(スズメ目カラス科)

ハシブトガラス(写真:大関豊)


ハシブトガラスの親子(写真:大関豊)


コブシの実とハシブトガラス(写真:大関豊)
ハシブトガラスは、姿形はハシボソガラスによく似ていて、しかも習性や生息域もだいたい同じなので混同されがちですが、 いくらか体が大きいのとくちばしが大きく太いことで区別されます。
おでこの出っぱりも特徴とされますが、引っ込めることもありますのでくちばしの形や大きさを見定めた方がよろしいかと思います。

分布は、アジアの温帯と熱帯地方で南はフィリピン、インドネシア、北はロシアのアムール地方、サハリンまでに住んでいます。
日本では北海道から沖縄まで全国的に見られ留鳥です。一般にハシボソガラスよりは少ない傾向ですが、ハシブトガラスの方が 多い地域もあります。最近では都会に進出しゴミを散らかしてはニュースなどにとり上げられているのはご存知のとおりです。

鳴き声は、いろいろな声を出しますが「カァー、カァー」と澄んだ声で鳴くのが一般的です。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中います)
L56cm、
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