540. ハシボソガラス(スズメ目カラス科)

ハシボソガラス(写真:大関豊)


ハシボソガラスの幼鳥(写真:大関豊)


安曇野のハシボソガラスの群れ(写真:大関豊)
ハシボソガラスは、ま、どこでも見かけるカラスで留鳥です。「ハシボソ」とは、くちばしが細いという 意味あいで別の種であるハシブトガラスと対比されます。

典型的な雑食で、植物系から動物系、それも生きている物から死体まで何でも食べます。生ゴミなどあれば、すぐ集まってきます。

カラスは害鳥と嫌われますが、「益鳥」「害鳥」は人間から見た尺度であって、自然界から見ればカラスは掃除屋さんだと思います。

繁殖期以外は群れで行動していて、ねぐら入りなどでは大集団になるので、悪い部分が目立つのかもしれません。ま、 弁護してるわけではないのですが、害虫を食べたり掃除したりする益の部分も見てあげましょう。
とは言うものの、何事もほどほどが良し・・、だと思います。
(文:大関豊)

留鳥(安曇野:一年中います)
L50cm、
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