539. ミヤマガラス(スズメ目カラス科)

ミヤマガラス(写真:大関豊)


ミヤマガラスの嘴根元の裸出(写真:大関豊)


ミヤマガラスの群れ(写真:大関豊)
ミヤマガラスは、ヨーロッパの平野と中国大陸や中央アジアに生息していて、日本には冬鳥として主に北九州などに飛来します。 ハシボソガラスより少し小型で、くちばしが三角でとがっていて、また、くちばしの付け根に毛が生えておらず皮膚が露出(成鳥 だけ)しているので他のカラス類と区別できます。

鳴き声は「カララァー、カララァー」とハシボソガラスよりは澄んだ声で鳴きますが、「コォー、コォー」という声も出します。 地上で生活していることが多くて、一日のうちの大半を畑やあぜなどの土を掘り返しては、餌(ミミズ、虫など)をあさっていました。
集団性があって冬には大群を作り移動しています。安曇野では、それほど大きな集団はみられませんが、それでも、80羽ほどの群れ が飛来した(2001年3月13日)ことがありました。

ここ数年は、毎年、何羽かを目撃しています。写真の群れは、2005年1月の30羽ほどでした。安曇野が飛来地として定着しつつある のかもしれません?今後の経過を見守りたいと思います。
(文:大関豊)

冬鳥(安曇野:稀な冬鳥として飛来します)
L47cm、
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