ムクドリは、スズメやカラスなどと同様に「ものさし鳥」として大きさの基準となっています。「大きさはムクドリ大でした」
などと使われます。それだけ身近な野鳥ということでしょう。
「リャーリャーリャー」と鳴き、警戒音では「ギャー」とうるさいです。尾が短くやや太り気味で暗めの色合いをしてあまりパッと
しません。くちばしと足のオレンジ色が輝いているんですけどねぇ。
雌雄は似ていますが、よ〜く見ると雄の方が濃い色をしています。でも、単独では判別できず、春になってつがいとして並んだ
ところを見れば納得するかも。写真は近所に営巣したペアですが、さて、どっちが雄でしょう。
ムクドリは集団性があります。秋には大群となって乱舞する光景やねぐらで大騒ぎ・、なんてことも眼にしたり耳にします。
(文:大関豊)