489. カシラダカ(スズメ目ホオジロ科)

カシラダカ(写真:大関豊)


カシラダカの雄夏羽(写真:大関豊)
カシラダカは、ホオジロに似ていますが、腹面は白く褐色の従斑があり、喉は白くて頭には短い冠羽があります。雄は繁殖期になると頭上と頬が黒くなります。

ユーラシア大陸の北部で繁殖し冬には南に渡り越冬します。日本には冬鳥として本州以南で普通に見られます。農耕地、低林や林縁、河原などで地上の草などの 種子を採ります。集団でいることが多く近づくとパラパラと梢などに舞い上がります。

地鳴きは「チッチッ」と細い声で鳴き、さえずりはヒバリに似た複雑な声でさえずります。春、林の木の上でヒバリのような声が聞こえたらカシラダカでしょう。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:冬にやって来ます)
L15cm、
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