487. コホオアカ(スズメ目ホオジロ科)

コホオアカ(写真:丸山隆)

コホオアカは、ホオジロ類中最も小さい野鳥です。身近なカラ類でいうとコガラほどの大きさでしょうか。

夏羽の雄は頬だけでなく顔全体が赤い印象があります。頭側線と目の後から黒で頬を囲む線がホオアカとは違う部分です。背は灰色で黒い縦斑があり下面は淡いバフ色でやはり 黒い縦斑となっています。雌は雄に似ていますが目先や頬などの赤褐色は淡く目の後の黒色も淡く全体に淡い色合いです。
シベリアの東部で繁殖し、日本には数少ない旅鳥または冬鳥として渡来します。

農耕地などで餌をとり、飛び立って近くの低い枝に止まったり藪などに隠れます。
(文:大関豊)
旅鳥〜冬鳥(安曇野:ごくごく稀に飛来するものが目撃されます)
L12.5cm、
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