482. ホオジロ(スズメ目ホオジロ科)

ホオジロの雄(写真:大関豊)


ホオジロの雌(写真:大関豊)
アジアの東側(モンゴル、中国東部、沿海州、日本など)にだけ生息している野鳥で、日本では、ほぼ全国的に見られ大部分が 留鳥です。が、一部、北方のものは冬には南下します。

ホオジロ(頬白)と名はついていますが、それほど頬が白いイメージはありません。シジュウカラの方が、よほど頬が白いです。(笑)
同じ仲間のホオアカと対比されたのかもしれませんね。
雄は、黒い顔に白い眉斑と頬線があり、頭から背中は茶褐色、胸も明るい茶褐色で腰は赤褐色をしています。雌は、雄に似ていますが 全体が鈍く顔が雄ほど黒くありません。

繁殖期には高い梢などに止まって、さえずっている姿を目にします。さえずりは、「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつり そうろう)」などと聞きなし(人が分かりやすいように表現したもの)します。
(文:大関豊)

留鳥(安曇野:一年中みられます)
L16.5cm、
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