477. キバシリ(スズメ目キバシリ科)

キバシリ(写真:大関豊)


キバシリの親子(写真:丸山隆)
キバシリは、木の幹をらせん状に登ることのできる鳥です。これはキツツキと同じような非常に硬い羽軸の尾羽を持っているから です。
体の上面は茶褐色と白の複雑な縦縞模様ですが下面は純白です。顔は褐色の過眼線と白い眉斑があります。

キバシリの分布は広くユーラシア大陸のほとんど全域を占め、ヨーロッパからアジア北部にかけて生息しています。
日本では、四国以北の山地(おもに亜高山帯の針葉樹林)に留鳥として棲んでいますが、秋から冬にかけては多少低地におりて カラ類の群れと共に暮らしています。
地鳴きは「ヅィーッ」とか「チー」とか鳴き、さえずりは「ピッピーピー、ピリリリー」などとと聞こえます。 (文:大関豊)
留鳥(安曇野:山地で繁殖し秋冬にはカラ類などと一緒に見られます)
L13.5cm、
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