476. ゴジュウカラ(スズメ目ゴジュウカラ科)

ゴジュウカラ(写真:大関豊)


ゴジュウカラ、得意のイナバウアー(写真:大関豊)


地上のゴジュウカラ(写真:大関豊)
ゴジュウカラ科は世界では20種ほどになりますが、日本では1種です。北海道から九州まで全国的に分布しています。

雌雄は同色で上面は青灰色、下面は白で脇が褐色です。眉斑は白くて過眼線は黒です。地鳴きは「トウィッ、ピョッピョッピョ」、 さえずりは「フィフィフィフィ」と鳴きます。

非常に活発な鳥でたえず動き回っています。木の幹をぐるぐると巡りまた上に下にとキツツキに負けないくらい移動します。 頭を下にして逆さになって幹を歩いたりもします。キツツキの足は前2本、後2本で尾羽もしっかりしていて身体を支えますが、 ゴジュウカラは、前3本、後1本で一般の小鳥と変わりません。尾羽も短く普通です。なのになんであんなに動き回れるのか 不思議です。

餌は昆虫類や草木の種を食します。どんぐりも大好きで秋には木の割れ目などに挟んでつっついて食べる行動を目にします。 また貯食もしますが、すぐ忘れてしまうようです。
冬にはカラ類などとも群れますが、本来は単独で行動している鳥で、つがいでテリトリーを守って暮らし、つがいは一生続くと 言われています。
(文:大関豊)

留鳥(安曇野:山林で繁殖し秋には里にも下りてきます)
L17cm、
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