473. ヤマガラ(スズメ目シジュウカラ科)

ヤマガラ(写真:大関豊)


ヤマガラの幼鳥(写真:大関豊)


ヤマガラの貯食行動(写真:大関豊)
シジュウカラとほぼ同じ大きさで、頭部は黒いが、後頭部と額から頬、そして喉の一部はクリーム色をしています。背と腹は赤い 褐色、翼と尾は青灰色をしています。

留鳥としてほぼ全国的に分布していますが、北海道では少なく暖地の常緑広葉樹などよく繁った林に多く生息しています。

あまり人を恐れません。むか〜し、某神社の境内でおみくじを持ってくる芸をする鳥を見たことがありますが、「ヤマガラ」でした。 また、人の手からエサをもらったりします。

さえずりは「ツーツーピー、ツーツーピー」と、間延びした声で鳴き、地鳴きは「ツィッ、ツィッ」と尻上がりで、また「ニーニー」 と甘ったれた声もだします。

木の実などを両足で挟み、器用にくちばしで割って食べます。樹皮のすき間などに木の実をかくす貯食行動もします。

蛇足ですが、伊豆諸島には顔の赤みが強い別亜種のオーストンヤマガラが生息しています。
(文:大関豊)

留鳥(安曇野:普通にみられます)
L14.5cm、
HOME