472. ヒガラ(スズメ目シジュウカラ科)

ヒガラ(写真:大関豊)


ヒガラの餌探し(写真:大関豊)
ヒガラは、カラ類では一番小さく11センチほどで日本でも小さな部類にはいる小鳥です。シジュウカラに似ていますが、胸のネクタイはなく喉に黒い蝶ネクタイの ような紋様があります。頭には小さな冠羽があり後頭部は白くなっています。そして翼の白線も2本あります。

ヨーロッパとアジアに分布しますが、日本では全国の主として山地に留鳥として生息しています。針葉樹林と混合林にいて針葉樹の木の上にいる昆虫類の卵や幼虫、 さなぎなどを食べ冬には針葉樹の種子なども食べます。

地鳴きは「ツッツ、」「ツリリリ」などと鳴き、メジロのような「チーッ」という声も出します。さえずりは甲高い細い声で「ツチン、ツチン、ツチン」と 繰り返して早く鳴きます。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中みられます)
L11cm、
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