|
ヒガラは、カラ類では一番小さく11センチほどで日本でも小さな部類にはいる小鳥です。シジュウカラに似ていますが、胸のネクタイはなく喉に黒い蝶ネクタイの
ような紋様があります。頭には小さな冠羽があり後頭部は白くなっています。そして翼の白線も2本あります。
ヨーロッパとアジアに分布しますが、日本では全国の主として山地に留鳥として生息しています。針葉樹林と混合林にいて針葉樹の木の上にいる昆虫類の卵や幼虫、
さなぎなどを食べ冬には針葉樹の種子なども食べます。
地鳴きは「ツッツ、」「ツリリリ」などと鳴き、メジロのような「チーッ」という声も出します。さえずりは甲高い細い声で「ツチン、ツチン、ツチン」と
繰り返して早く鳴きます。
(文:大関豊)
|