471. コガラ(スズメ目シジュウカラ科)

コガラ(写真:大関豊)


コガラの正面顔(写真:大関豊)


コガラ餌採り(写真:大関豊)
コガラは、シジュウカラよりちょっと小さなカラ類です。シジュウカラに良く似ていますが、いわゆる胸のネクタイはなく翼の白線もありません。 ベレー帽をかぶったような黒い頭が目立つカラ類です。

分布はユーラシア大陸のヨーロッパから中央アジア、ロシア、カムチャッカまでの広い範囲で繁殖しています。
日本では九州以北の山地の林に留鳥として 住んでいます。

冬には他のカラ類などと混群(多種と混ざって団体行動をとる)を作って生活していますが、シジュウカラやヤマガラのように平地まで下りることはほとんど ありません。

地鳴きは「ツィッ、ツィッ、ツツ、ジャー、ジャー」と鳴き、さえずりはゆったりとした柔らかい声で「ホーヒー、ホーヒー」と鳴きます。

(蛇足)
北海道には、コガラとそっくりな「ハシブトガラ」が生息しています。昔はコガラと混同されていましたが、鳴き声と名前のようにくちばしが太いことが違います。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中みられます)
L12.5cm、
HOME