ヤブサメは、ウグイスに近い仲間で、尾は短く、大きさもミソサザイほどの小さな野鳥です。日本には夏鳥として4月中頃に渡来
して山地の笹薮や深い繁みで繁殖し、東南アジアで越冬します。こんな小さな身体で渡りをするなんて・すごいですね。
「シィシシシシシ・・」と尻上がりの虫のような細い声で鳴きます。周波数の高いヤブサメの声は、歳とともに聞こえずらくなる
ようでしていずれは聞けなく(聞こえなく)なるのかなぁ・と思います。
普段は、笹や下草の中を潜り歩いていて姿はめったに見せませんが、渡来したての早い時期(4月中頃)にバッタリ巡り会うことがあります。
(文:大関豊)