コマドリは、夏鳥として5月ころに日本に渡来し、山地のよく繁ったの谷の斜面の湿気のある林床を好んで住み、地表の下草や
倒木の上を活発に動きわまっています。崖地のくぼみなどに巣を作り繁殖します。
冬は中国の南部に渡って越冬しますが、日本でも暖かい地方ではアシ原などで越冬しているもようです。
雄は、頭部から胸にかけて見事な橙赤褐色をしています。雌は雄に比べて色が鈍くなります。
そして、コマドリは、ウグイス、オオルリと並んで日本三名鳥に数えられています。そのさえずりが良く通る声で
高らかに「ヒンカラララ・・」と鳴き「駒(馬)」の声に似ているから、コマドリと名前がついたと言われています。
(文:大関豊)
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