401. カヤクグリ(スズメ目イワヒバリ科)

カヤクグリ(写真:丸山隆)


カヤクグリ(写真:大関豊)
カヤクグリは、漢字で書けば「茅潜」で、その名前のとおり繁みやヤブのなかでひっそりと暮らしています。

日本にだけ生息する日本特産種で、本州中部や北海道の高山帯や亜高山帯のハイマツなどが繁った潅木地帯で繁殖し、 秋冬には、本州中部から九州にかけての低山や平地に移動してササなどが繁ったやはりヤブの中でひっそりと過ごします。
ですが、繁殖期の雄はテリトリー内の潅木のてっぺんでミソサザイに似たそれよりも細いきれいな声で「チリリリリ・・」と さえずります。

全長は約14センチほど、全身が暗褐色の地味〜な鳥で夏も冬も繁みの中で生活しているので人目につきにくい野鳥です。
(文:大関豊)
漂鳥(安曇野:北アルプスで繁殖し冬には低山や里に降りてきます)
L14cm、
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