397. カワガラス(スズメ目カワガラス科)

カワガラス(写真:大関豊)


餌を銜えるカワガラス(写真:那須野雅好)
カワガラスは、ずんぐりとしたチョコレート色の身体で足は銀色をしています。石の上で休憩などしているとずんぐりとした体型は 石に似て(環境に同化して)分かりづらくなります。 スズメ目の中ではもっとも水辺の生活に適応した 野鳥です。水に適応といっても水鳥のように足に水かきがついているわけではありませんが羽根を使って水の中を器用に潜ったり 泳いだりして餌(水生昆虫のトビゲラ、カワゲラの類が多い)を捕ります。

中国、朝鮮半島、日本などのアジアの東部に広く分布しており、日本では全国各地の山間部の渓流やほとりに棲んでいて留鳥です。

渓流を川の流れに沿って低く飛びます。飛びながら「ビッビッ」という声を出しますが、さえずりは「チチージョイジョイ」と 鳴きます。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中みられます)
L22cm、
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