388. ヒヨドリ(スズメ目ヒヨドリ科)

ナナカマドに来たヒヨドリ(写真:大関豊)


ヒヨドリの巣立ちヒナ(写真:大関豊)


ヒヨドリの渡り(写真:中村照男)
世界に百種以上あるヒヨドリ科の中でヒヨドリは最北限の野鳥です。日本全土に分布し留鳥です。が、一部、春秋には渡ることでも 知られています。ま、標鳥というべきなんでしょうか。その地域々々で解釈してください。渡りは、数百、あるいは数千の大群で 「ピーヨ、ピーヨ」と鳴きながら渡って行く姿を目にします。タカの渡り調査でも遭遇することがありますが、タカもこのように 鳴きながら渡ってくれれば識別が楽なのになぁ・・などと都合よい(自分勝手な)考えをしてしまいます。
名前は鳴き声の「ヒーヨ、ヒーヨ」からきていますが、「イイヨ、イイヨ」とも聞こえ「イイヨ鳥」とも言われています(ほんとかな?)。 声質は、よく通る声をしていて賑やかです。春先には複雑な小鳥のさえずりのような声も出しますが、さえずりといえるかどうか・は分かって いないようです。
食べ物は、昆虫や木の実、また花の蜜なども吸い、熟柿やりんごなどの果実も好物です。冬場の餌台にみかんなどをおけば、 真っ先にやってきます。

(注)野鳥への餌やりは、餌が少ない時期の冬場だけにして、過剰な餌やりは止めましょうネ。
(文:大関豊)
留鳥〜標鳥(安曇野:一年中見られます)
L27.5cm、
HOME