386. サンショウクイ(スズメ目セキレイ科)

サンショウクイ(写真:丸山隆)


サンショウクイの羽に出る白帯(写真:那須野雅好)
サンショウクイは、一見モズに似ますがほっそりとスマートで尾は長めです。背面と翼は薄い灰色をして腹部は白です。雌雄とも 顔は白く、雄の頭上は黒いですが雌は灰色となっています。飛ぶと白い帯が見えます。(写真)

ロシアのアムール川流域から中国東北部、朝鮮、日本、台湾で繁殖し、冬は東南アジアに渡っていきます。日本では夏鳥として 北海道を除く全国各地で見られます。

だいたいが低山域の林の梢で暮らしており地上に降りることはめったにありません。高い梢で「ヒリリッ、ヒリリッ」と鈴をふるような 声で鳴いています。鳴きながらも飛びますが、やっぱり声は高い上空から聞こえてきます。
(文:大関豊)
夏鳥(安曇野:夏鳥として渡来してきます)
L20cm、
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