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イワツバメは、ツバメより一回り小さく全長14〜15センチほど、尾は燕尾型でなく凹型です。上面は頭から背、尾は光沢のある
黒で腰の部分(上尾筒)が白く飛んでいるときはよく目立ちます。 下面は顔から腹まですべて白くて飛んでいるときに下から
見ると翼と尾先の黒と身体の白の対比となっています。また、足の指も白い羽毛に覆われています(写真)
ので機会があれば見てみましょう。
ユーラシア大陸の大部分と北部アメリカに分布しています。日本には夏鳥として北海道から九州まで全国的に渡来し繁殖します。
イワツバメは、山地や海岸の岩壁・崖地に集団で営巣します。上方が開いていない垂直の壁に直角に天井があるような場所に巣を
かけます。ですが、都市部のコンクリートの建造物はうってつけの場所らしくビルなどの建物、橋や高速道路などで営巣して
市街地でも多くのイワツバメが見られます。
「ジュッ、ジュッ、」と濁った声で鳴いていますので、ツバメとも区別できますし上空で飛んでいてもすぐわかってしまいます。
(文:大関豊)
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