365. ヒバリ(スズメ目ヒバリ科)

ヒバリ(写真:大関豊)


さえずり飛翔(写真:大関豊)


冬のヒバリ(写真:大関豊)
ヒバリは、スズメよりもやや大きくて全長17センチ、体は黄褐色ですが頭、胸、背、翼に黒い従斑があり、尾が長く外側尾羽は 白です。小雨覆と中雨覆は無斑の赤褐色で腹面も白っぽく無斑です。

ヨーロッパのほぼ全域、アジアのほぼ全域、北アフリカに分布していて北のものは南へ渡ります。
日本では全国の草原や畑で 繁殖し普通は留鳥ですが、やはり北のものは暖地に移動をしているもようようです。

早春の野や畑で「ピーチク、パーチク、春が来たよ〜」と元気良くさえずります。空高くさえずりながら上昇しある程度の高さに なると渦巻き状の曲線を描いて旋回し今度は急降下し地面にふわっと下り立ちます。

ヒバリの巣は、草原や野菜畑、麦畑につくられます。降り立ったところには巣はなく用心深くあたりをうかがいながら巣に近づいて いきます。巣場所を知られないための知恵なのでしょう。
(文:大関豊)
留鳥〜漂鳥(安曇野:一年中みられます)
L約17cm、
HOME