332. オオコノハズク(フクロウ目フクロウ科)

オオコノハズク(写真:丸山隆)
オオコノハズクは、コノハズクよりやや大きめの中型のフクロウ類で羽色は褐色、白、灰色等の複雑な虫食い模様です。じっとして いると木に同化して目立たなくなります。虹彩は橙黄色、後頸にはクリーム色の三日月斑があります。

アジアの東部と南部に棲み、インドからフィリピン、中国、台湾、沿海州、日本に分布します。一般的にほとんどが留鳥ですが、 北部のものや日本のものは一部渡りをすることもあるようです。
日本では、平地や山地の林に棲み大木(の洞)で繁殖しますが、夜行性と相まって繁殖期に姿を見ることは きわめて珍しく生態はよく分かっていません。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:数少なく最近では見かけません)
L23〜26cm、W54〜60cm
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