283. アジサシ(チドリ目カモメ科)

アジサシ(写真:竹内開)


アジサシとコアジサシ(写真:竹内開)
アジサシは、中型のアジサシ類です。体長はコアジサシとは8センチほど大きいのですが、ずんぐりと太めの体なので思ったよりも 大きく、コアジサシと並ぶと二回りほどの違いを感じます。(写真)

中国の北部からロシア沿海州、サハリン(樺太)で繁殖し、冬には南へと渡っていきます。日本には旅鳥として春と秋に海岸や河口 付近に多数渡来し、ときに数百羽の群れで見られます。海上で飛びながら魚を探していて見つけると急降下でダイビングして捕り、 堤防や杭、岩などで止まって休みます。
アジサシのダイビング

海が荒れたときなどは内陸に迷い込むこともあります。また、夏場にも海岸や河口に残って いる場合があります。
安曇野では、台風や低気圧のあと迷ったと思われる個体が稀に目撃されます。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:迷鳥として稀にやってきます)
L35.5cm
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