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セイタカシギは、清楚な印象と今にも折れそうな長い足が特徴です。 羽色は背と翼が青みがかった黒で、その他の部分は真っ白です。繁殖期の雄は
頭の後から後頸(こうけい:首の後)にかけて黒くなりますが個体差があります。くちばしは黒くて細く真っ直ぐで、長い足は淡紅色、そして虹彩は赤い色
をしています。
分布は広く、ヨーロッパ南部、アフリカ大陸、中央アジア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ大陸などであります。
北のものは渡りもしますが、熱帯地方や南半球のものは一般に留鳥です。日本にはだいたい中国などで繁殖したものが稀に飛来しますが、少数が繁殖している
模様です。
水辺の鳥ですが、どちらかというと海水より淡水を好み開けた湿地などで昆虫やその幼虫などを食べています。
(文:大関豊)
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