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ジシギと称されるシギたち(の4種オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギ、タシギ)は非常に良く似ていて識別については研究文献があるほど
実は野外では識別が非常に困難です。
オオジシギは、タシギと羽色は良く似ていて野外では識別はむずかしいです。が、繁殖地では独特のカミナリディスプレイ(上空を「ズビヤーク、ズビヤーク」
と鳴きながら飛び回り、突然に急降下で「ガガガガ・・・」と大きな音を立てる)が騒々しいのですぐ分かります。
日本には夏鳥として4月頃に渡来し、本州中部以北の高原、北海道では草原などで繁殖します。冬にはオーストラリアに渡りますが8月頃には秋の渡りが
始まり平地の水田や湿地などのタシギと同じような環境で見られるようになります。ですが識別はむずかしく見逃されていると思われます。
(文:大関豊)
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