240. チュウシャクシギ(チドリ目シギ科)

チュウシャクシギ(写真:大関豊)


チュウシャクシギ(写真:大関豊)
チュウシャクシギ(ダイシャクシギ属)は、ダイシャクシギ同様くちばしが長く且つ下に曲がっています。くちばしの長さは頭の2倍・・ と覚えておきましょう(ちなみにダイシャクシギのくちばしは頭の3倍)。ダイシャクシギよりは眉斑がはっきりしているのもポイント です。
ヨーロッパ北部からシベリア、アラスカ、カナダの北部の広い範囲で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、東南アジアなど に渡ります。日本には旅鳥として、春、秋に渡来しますが、海岸や河口、または海岸近くの田んぼなどで普通に見かけられます。 どちらかと言うと干潟や河原の砂礫地を好みます。これはエサがカニ、エビ、貝類などであるからでしょう。
安曇野は内陸ですので、めったにお目にかかれませんが、10年に一度くらいの頻度で見かけます。「ポポポポポポ」と特徴ある声で 6〜7音続けて鳴きます。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:春、秋の渡りの時期にたまに見かけます)
L42cm
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