234. ソリハシシギ(チドリ目シギ科)

ソリハシシギ(写真:竹内開)


ソリハシシギ(写真:大関豊)


ソリハシシギ(写真:大関豊)
ソリハシシギは、名前のとおりくちばしが上に反っています。
羽色は、上面は黒い軸斑のある灰褐色で下面は白く、足は短めで黄橙色です。キアシシギに良く似ていてパッと見で早とちりすると間違えてしまいます。

繁殖域は広くてユーラシア大陸のフィンランドから沿海州で川岸や河口、中洲などの草地に巣をかまえます。冬は、アジアの南部、オーストラリア、 アフリカなどに渡ります。日本には旅鳥として渡りの途中に立ち寄り、干潟や防波堤などで見かけられますが、数は多くありません。

小さな群れでいるかキアシシギなどの群れに混じっているかしており「ピリ、ピリ、ピリ」と棲んだ声で鳴きます。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:ごく稀に飛来します)
L23cm
HOME