|
キアシシギは、その名のとおり黄色系(濃い黄色)の足をしています。他のシギ類に比べると首と足が短く、ずんぐりとした印象です。
くちばしは真っ直ぐで、羽色は夏羽では、灰褐色の背中で白い眉斑、顔から首、脇腹には細かい縞模様がたくさんあります。
冬羽では、首から胸は淡い灰褐色で、首から横腹の縞模様は消えてしまいます。(幼鳥羽は冬羽に近いですが、羽縁に斑点があります)
東シベリアやカムチャッカで繁殖し、冬は、東南アジア、オーストラリアなどに渡って越冬します。 日本には旅鳥として春、秋に通過して
いきますが、海岸を好み干潟や砂浜、岩礁や干拓地などに現われ普通はかなり大きな群れでいることが多いです。が、内陸の河川や田んぼ
にも出現します。安曇野では、5月と8月に少数が通過していきます。
(文:大関豊)
|