229. クサシギ(チドリ目シギ科)

クサシギ(写真:大関豊)


クサシギ(写真:大関豊)
クサシギは、イソシギの兄貴分のごとく姿も色もよく似ています。体はイソシギやタカブシギより大きめですが、 たたずまいと背面の黒っぽさはイソシギに似ており、飛んだ姿は腰の白さがタカブシギと似ています。違いは、目の周囲は 白くて眉斑は短く、足は緑色系(タカブやイソシギは黄色系)をしています。 習性や生息域もタカブシギとおおよそ同じですが、北シベリアやカムチャッカでは営巣していません。

日本では、渡りの途中で川や田んぼなどの湿地で見られますが、本州関東以南では越冬するものもあります。
「ツィーツィー」とか「チュィチュィ」と尻上がりの澄んだ声で鳴きます。
(文:大関豊)
冬鳥〜旅鳥(安曇野:冬場の越冬個体と通過の個体とあるようです)
L24cm
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