225. アオアシシギ(チドリ目シギ科)

アオアシシギ少し夏羽(写真:大関豊)


アオアシシギ冬羽(写真:大関豊)


アオアシシギ幼鳥(写真:大関豊)
アオシシギは、足が長くほっそりとして全体に白っぽて優雅にみえるシギです。ツルシギより大きくて体重は200gほど。羽色は頭から頸は白いですが 黒い縦縞がたくさんあり背面は灰褐色で黒い軸斑と白い羽縁で入り混じった模様となっています。くちばしは上に少し反っています。下面は真っ白なので気品高くみえるのでしょうか。

分布は、ユーラシア大陸の亜寒帯地方でヨーロッパの北部から東はカムチャッカまで及んでいます。冬にはアフリカ、アジア南部、オーストラリア、 ニュ−ジーランドにまで渡って越冬します。日本では旅鳥として通過しますが、それほど珍しいというシギではなく干潟や海岸などで 単独か小さな群れで見られます。
が、安曇野では稀な旅鳥でめったにお目にかかれません。

どちらかと言うと臆病で神経質なシギで少しの物音でも「ピッ、ピッ、ピッ」と鳴き声を残して飛んでいってしまいます。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:春と秋の渡り時期に稀に見られます)
L35cm
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