223. アカアシシギ(チドリ目シギ科)

アカアシシギ幼鳥(写真:大関豊)


ヤゴを食べるアカアシシギ(写真:大関豊)
アカシシギの長い足は、名前の示すとおりくっきりとした赤色です(ただし幼鳥は赤みが弱い)。羽色は頭部と背面が黒褐色で赤系褐色の斑点があり下面と上尾筒は白く喉から腹に かけて黒褐色の縦斑模様があります。

繁殖地域は、ヨーロッパから中央アジア、沿海州と広い地域ですが、どこでもというわけではなく局所的に点々とあるだけのようです。冬には地中海、 インド、東南アジアなどに渡り越冬します。日本では数少ない旅鳥と思われていましたが、北海道の野付半島で繁殖が確認(1972年)されています。

主な食べ物は、水性昆虫やその幼虫などで、湿地や沼などあまり深くない水に腹までつかって頭まで沈めて餌探しをします。

「キョッキョッキョ」とか「ピューイ」と言う声をだします。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:春と秋の渡り時期に稀に見られます)
L27.5cm
HOME