221. シベリアオオハシシギ(チドリ目シギ科)

シベリアオオハシシギ(写真:大関豊)


シベリアオオハシシギ(写真:大関豊)


シベリアオオハシシギ(写真:大関豊)
シベリアオオハシシギは、同じ仲間のオオハシシギより一回り大きくてタシギ類のような真っ直ぐで長いくちばしを持っています。習性も タシギと似ており長いくちばしを泥などに垂直に入れて小生物などを採ります。しかし、身体つきや夏羽が赤褐色に変身するところなど は、オグロシギやオオソリハシシギに近いかもしれません。また、足の色は黒系で長い(オオハシシギは黄色系で短い)ことも特徴です。
シベリアオオハシシギは、その名のごとくシベリアの中部に点々と繁殖地があり、冬にはインド東部、マレーシアなどに渡ります。
日本には、1972年5月下北半島(小川原湖)で初観察されて以来、その後、東京都多摩川河口(1996年)など各地で目撃されるようになりました。

安曇野には、2001年8月に豊科町で初記録されました(写真)。この個体は、くちばしに赤みがあることから幼鳥と思われます。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:2001年8月初飛来、迷いこんだと思われます)
L33cm
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