202. トウネン(チドリ目シギ科)

トウネン(写真:大関豊)


トウネン(写真:大関豊)

トウネンは、日本に飛来するシギの仲間の中でもっとも小さい部類でほぼスズメ大です。腹は白く、くちばしは短くて黒く足も黒いです。
夏羽では、頭と顔、そして首が赤褐色を帯び背も赤褐色と黒の斑をしています。が、見事な夏羽は、なかなかお目にかかれません。 冬羽は、全体に赤みがなくなり灰褐色をして地味な色合いをしています。
北部シベリアで繁殖をし、冬には東南アジアやオーストラリア で過ごします。日本には、旅鳥として春と秋に飛来し海岸や干潟、河川などの湿地に群れをつくって、あるいは他のシギ類と混群つくり生活して います。声は細く「チュリ、チュリ」と鳴きます。
安曇野では、少数が田んぼなどで見られます。ちょこまかしていてかわいいですよ。
(文:大関豊)
旅鳥(安曇野:春と秋に田んぼなどで見られますが、数は少ないです)
L15cm
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