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タゲリの背中は金属光沢のある暗青緑色ですが、光の当たり具合で微妙に変化します。白い腹に黒い胸をし、頭には特徴ある長い
冠羽を持っています。飛翔時は白黒のパターンがきれいです。
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に分布し、ヨーロッパ〜アジアのほとんどの地方で繁殖しています。タゲリは標鳥といわれて
います。つまり規則的な渡り鳥でなく、冬には繁殖地を離れて状況に合わせて暖地に移動する、といった大規模での移動型と
考えればよいでしょう。ひなが飛べるようになると家族は繁殖地を離れ移動を始めます。えさを求めてさすらい歩き徐々に南下し、
春になると北上していきます。
日本には冬鳥としてやってきます。
食べ物は昆虫類やミミズなどの動物性のものがほとんどですが植物性も食べているようです。。飛び方はふわふわとし、また
「ミュー」と子猫のようなかわいい声で鳴きます。
(文:大関豊)
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