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イカルチドリは、コチドリに良く似ていますが、全長が20〜22センチほどでずっと大型です。くちばしも長く足も長いです。顔の斑紋はコチドリよりも淡く
眼の周りの黄色も、胸の帯もコチドリよりは淡色です。
分布は、中国北部から朝鮮、日本で繁殖し、北部のものは冬には中国の南部や東南アジア、あるいはインドの北部にまで渡りをします。
ですが、日本のものは留鳥で一年中見られます。
川の中流から上の中州や河原などに生息し、海岸や河口で見ることはめったにありません。
歩き方もコチドリよりはせわしげでなく、鳴き声も太い声で「ピオッピオッ」と鳴き、繁殖期には河原で「ピッピッピ」と鳴きながら飛び回ります。
(文:大関豊)
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