170. クイナ
(ツル目クイナ科)
クイナ(写真:竹内開)
クイナが空高く飛ぶのを見たことがありません。たぶん下手か苦手なのでしょう。その代りに走るのは得意で繁みの中を軽快に動きます。
分布は、北極圏を除くヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、そして日本などですが北部のものは冬には南部に移動します。 日本では多くは冬鳥として渡来しますが、北海道や本州の北部の一部では繁殖もしていて本州の中部山地でも可能性はあります。
羽色は、上面は茶色で黒い斑があり下面はのどから胸は灰色、わき腹には白と黒の横縞模様があります。雌雄で羽色の違いはありませ んが、雌は雄よりも若干小さいです。
警戒心の強い鳥で繁みに身を隠して姿が丸見えになるような場所にはめったに出てきません。群れでいることはほとんどなく単独 で生活しています。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:冬鳥として少数が見られます)
L28cmほど、