167. マナヅル(ツル目ツル科)

マナヅルの家族(写真:大関豊)


マナヅルの飛翔(写真:大関豊)
マナヅルは、目の周りが赤い大型のツルです。

東シベリア南部から中国の東北部で繁殖し、冬は南に渡って越冬します。日本では冬鳥として渡来しますが現在では九州の出水市荒崎 などに限られその地域は1955年に特別天然記念物に指定されています。
江戸時代のころは、ナベヅルとともに関東などにも普通にいるツルだったようです。明治維新後に銃で乱獲されて数を減らし ました。今や出水市の荒崎はツルにとって重要な越冬地となっています。

安曇野には1995年に豊科の犀川で確認されましたが、迷ってきたものと思われます。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:1995年12月(犀川で)初記録です)
L95cm、
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