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マナヅルは、目の周りが赤い大型のツルです。
東シベリア南部から中国の東北部で繁殖し、冬は南に渡って越冬します。日本では冬鳥として渡来しますが現在では九州の出水市荒崎
などに限られその地域は1955年に特別天然記念物に指定されています。
江戸時代のころは、ナベヅルとともに関東などにも普通にいるツルだったようです。明治維新後に銃で乱獲されて数を減らし
ました。今や出水市の荒崎はツルにとって重要な越冬地となっています。
安曇野には1995年に豊科の犀川で確認されましたが、迷ってきたものと思われます。
(文:大関豊)
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