165. ナベヅル(ツル目ツル科)

ナベヅル(写真:大関豊)


ナベヅルの家族、真ん中は幼鳥(写真:大関豊)

ナベヅルは、江戸の昔は関東でも普通にいたのですが明治に入って銃による乱獲で激減しました。
羽色は、体は灰黒色、頭と首は白く、くちばしは黄色で目の上には赤いシンボルマークがあります。

繁殖地はシベリアの東部ですが、テリトリー(なわばり)は広いらしく点々と分散しているようです。冬には渡りをし、中国の黄河流域と そして日本の鹿児島県出水市荒崎、山口県の熊毛町など限られた場所で越冬しています。

その昔、普通に見られていたものが現状の姿になった責任は人間にあり今後の種の保存を含めて人間の責任は大きいものがあります。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:2018年1月5日安曇野市穂高北穂高にて初記録)
L95cm、
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