161. キジ(キジ目キジ科)

キジの雄(写真:丸山隆)


キジの雌(写真:大関豊)
キジは、日本の「国鳥」でもありますが、その色彩からキジは「ニホンキジ」のグループと大陸系の「コウライキジ」のグループと に分けられます。日本産のキジはその昔、大陸からもたらされて現在に至るものと考えられています。「ニホンキジ」と「コウライキジ」は羽色も 多少違いますが大きな違いは「コウライキジ」には白い首輪があることです。が、飼育されていた「コウライキジ」の篭脱けやニホンキジ グループの色彩で首輪のある個体もあるので注意を要します。

キジは、開けた草原や農地などの傍や囲まれた林にすんでいて深い森には入りません。夜が明けると繁みから繁みへと歩きまわって 植物の種や落ちた果実などを採餌します。日中の暑い盛りは日陰で昼寝などの休息し夕方になってまた歩き回りねぐらに戻って夜を 過ごします。
地上性の鳥ですので足は丈夫で走るのも早いですが、飛ぶことはあまりしません。ですが、いざとなれば真上に舞い上がって 一直線に飛んで行きます。
繁殖期になると雄は「ケーンッ、ケーンッ」と鳴いてはばたき、雌を探します。
キジのディスプレイ
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中います)
L雄80cm、雌60cm、
HOME