136. ハイタカ(タカ目タカ科)

ハイタカの雄(写真:丸山隆)


ハイタカの雌(写真:中村照男)


ハイタカの若鳥と思われる(写真:大関豊)


ハイタカの幼鳥(写真:中村照男)
ハイタカは、時に平地にも出現しますが主として森のハンターです。スマートな身体と飛翔で小鳥たちを襲います。小鳥たちは 例外なくハイタカを恐れていて姿を見るとパニック状態で逃げ回ります。獲物を追うときは意外と大胆で人間が近くにいても 追うことがあります。林の中で小鳥たちを見ていたら背後からいきなり飛んで来て襲ったこともありました。多分、狩りの時は 獲物のことしか眼中にないのかもしれません。

分布は、ヨーロッパの全域、中央アジアから日本にいたるまでのアジアの北部の大部分に生息し、北部のものは部分的渡りをし ますが、日本のハイタカは留鳥(もしくは漂鳥)で大きな移動はしていないもようです。

雌はオオタカに似た色合いですが、雄は上面が暗灰青色で頬は赤みがかっていて腹面は白地に茶色の横縞があり別種のようです。
一般的な繁殖期間は、
1月〜ディスプレイ、
2月末〜巣作り、
5月中旬〜産卵、
6月中旬〜孵化育雛、
7月〜巣立ち、
で、一ヶ月ほど親の世話をうけ独立していきます。
(文:大関豊)
留鳥〜漂鳥(安曇野:一年中いますが数は少ないと思われます)
L雄32cm、雌39cm、W62〜76cm
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