133. オオタカ(タカ目タカ科)

オオタカの雄(写真:大関豊)


オオタカの雌(写真:那須野雅好)


オオタカの幼鳥(写真:大関豊)
オオタカは、ハイタカよりはかなり大きくてその大きさは下記にも記してあるように雌雄により異なり、また幅もありますが、 体重は雄の平均で800グラム、雌はそれより大きく平均で1400グラムほどです。
羽色は上面は暗青灰色で目の上には白い眉斑があり、成鳥では下面が白地に褐色の細い横縞が一面にあります。尾には4本の 黒い帯があります。幼鳥は全身が褐色で胸の模様は従斑です。
分布域は、ヨーロッパ、アジアの中央部、アメリカの北部などですが、狩猟などによって一部絶滅した地域もあるようです。羽色も 大きさも地域によってかなり幅があり日本のものはいくらか小さいとのことです。

オオタカは森林性の猛禽で山地の森などで繁殖しますが、秋冬には平地にもあらわれます。
狩りの獲物は主に中型の鳥類(ハト、カケス、キジ、ヤマドリ、カモ類など)でありますが、ネズミやヘビ、ウサギなども捕食します。

一般的な繁殖期間は、
1月〜ディスプレイ、
2月上旬〜巣作り、
4月中旬〜産卵、
5月中旬〜孵化育雛、
7月〜巣立ち、
で巣立ち後の幼鳥は 一ヶ月ほど親の世話をうけながら成長していきます。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:一年中います)
L雄約50cm、雌約58cm、W105〜130cm
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