132. オオワシ(タカ目タカ科)

オオワシ(写真:中村照男)


オオワシ(写真:中村照男)
オオワシは海ワシ類です。その中でも最大の鳥で雌は体重が7〜9キロにも達します。ちなみに雄は5〜6キロほどです。 見慣れない場所(例えば安曇野)で飛ばれると、とにかくバカでかく重貨物飛行機のようでトビなどは小さく見えます。

羽色は黒褐色でつばさの一部(肩部)と腰と尾と腿(もも)が白く、くちばしと足は黄色です。飛翔時は翼の後縁部がふくらんで 見えるのと尾はくさび型をしています。

オホーツク海の北部沿岸と朝鮮半島の北部にだけで繁殖し、日本には少数が越冬します。北海道の東部(知床半島)は特に多く 見られます。
習性はオジロワシに似ていて海岸沿いで生活し、主に魚を、また海獣や鳥類なども食べています。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:迷鳥として稀に目撃されます)
L88〜102cm、W220〜245cm
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