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 2014年1月押尾山でのオジロワシ(写真:大関豊) |
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オジロワシは、海ワシ類です。
羽色は、その名前のように尾は白く、身体は暗褐色で頚部がやや淡い色をしています。くちばしと足は黄色でよく目立ちます。
つばさは幅広く角型をしており尾は丸く(先にも書きましたが白い尾で)短めにみえます。
世界的にはヨーロッパやバルカン半島、北アジア、アイスランド、グリーンランド南部などの海岸線で繁殖
しています。日本では北海道東部でごく少数が繁殖していますが、冬には本州にも一部渡ってきます。
主な餌は、サケ、マスなどの大型の魚類で上空からダイビングして捕らえます。まれに海鳥や
キツネ、アザラシなどの幼獣なども襲うこともあり、また、海上に浮かぶ死魚や海岸に打ち上げられた動物の死骸を食べること
も多く、海沿いで生活しています。
繁殖期以外は小さな集団で生活し、若鳥は放浪生活をしているようで少なくとも5歳にならないと繁殖しないと言われています。
安曇野近辺では稀に目撃例があります。近年ではホットニュースにも掲載していますが、2004年の塩尻市、2014年の安曇野市と目撃されています。
(文:大関豊)
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