128. ミサゴ(タカ目タカ科)

ミサゴ(写真:丸山隆)


ミサゴ(写真:大関豊)


ミサゴのダイブ(写真:大関豊)
ミサゴは、水辺の猛禽です。海岸、河川、湖などにすみ魚を餌としています。
雌雄とも頭部は白く、上面は黒褐色、下面は白く胸に黒褐色の帯模様があります。翼の裏は白面が多いので飛んでいる時に 下から見ると白っぽく見えます。また、尾は短く翼が細く長く見えます。

分布域は広く南アメリカを除くほぼ全世界に生息します。ですが、地域によってバラツキもあるようです。ほとんどが渡りをします が、熱帯・亜熱帯のものは留鳥です。日本では、北海道から九州、伊豆諸島などで繁殖しています。北方のものは冬は暖地に移動 してと思われ秋の渡りの頃には渡ってゆくミサゴの姿が目撃されます。

ミサゴの狩りは豪快です。獲物を見つけると停止飛行をして狙いを定めて急降下します。猛しぶきをあげて全身が水の中に没すること もあります。大きな魚を重そうにぶら下げて飛んで行く光景もしばしば見受けられます。が、時に魚が大きすぎて引きずりこまれる ことも・、それでも魚を放さないので溺死することもまれにあるようです。
(文:大関豊)
留鳥〜漂鳥(安曇野:通過と思われる個体が見られます)
L雄58、雌68cm、W155〜175cm
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