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ウミアイサの雄の羽色は、頭部は黒緑色、胸はくり色、上面は黒く、腹部とくびは白く、くちばしは赤く、つばさには白帯があります。雌は、頭部は茶褐色、喉は白く、
体は灰褐色です。カワアイサに似ていますがより小さく雄の後頭部はハケのような換羽が突き出ていてボサボサ頭の感があります。
ユーラシア大陸の北部(アイルランド、グリーンランド、スカンジナビア、シベリア、カムチャッカなど)、北アメリカ五大湖地方などで繁殖しています。冬には
南下して各地の湾内や沿岸で越冬します。 日本では冬にやってきて沿岸や入り江、港湾などで見られます。ときに海近くに池や広い水溜りにも入ります。
安曇野では稀に飛来することがあります。最近では、2017年1月に生坂の犀川でカワアイサと一緒にいるところを目撃されました。
(文:大関豊)
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