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ホオジロガモは、くちばしの根元に接した頬の部分に丸くて白い斑があり、この白斑が特徴でもありまた名前の由来ともなっています。
この斑は雄だけで雌にはありません。 雌は頭部が褐色で首に白い首輪があり嘴は黒く先端が橙色になっています。また、雄の若鳥は雌に
似ていますが頬に白斑があります。
ユーラシア大陸のツンドラの沼地などで繁殖し、冬にはアフリカ北部、インド北部、中国南部などに渡ります。北アメリカのの北部でも繁殖
していてこれらは北アメリカの中部域で越冬します。 冬には、日本にも渡来し、静かな内湾や河口、大きな河川や湖沼などで潜水しては
貝や小魚、水性昆虫などを漁っています。
(文:大関豊)
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