外来種1. コジュケイ

コジュケイ(写真:竹内開)


コジュケイの雄のけづめ(写真:大関豊)
コジュケイの分布域は、中国の南部から南アジアにかけて生息しているものです。現在、日本では本州の中部以南で普通に見られ ますが、もともとは日本の鳥ではありません。

日本には1920年頃に飼い鳥として輸入されてきました。その後、狩猟鳥として放鳥したものが増えて野生化し日本の各地に 住み着くようになりました。日本の気候環境があっていたのでしょうね。一時、日本の鳥としてキジ科に分類されていましたが、 2000年の鳥学会で外来種に組入れられました。

羽色は黄褐色でくり色の斑点と尾が赤褐色なので全体に赤っぽく見えます。胸は青灰色をしています。雌雄に違いはありませんが、 足にある「けづめ」が雄は大きいですが雌は目立ちません。

平地や丘陵地を好み雑木林や竹林、藪などの繁みがあればどこにでも住み着きます。が、積雪地には入らないようです。
「チョットコイ、チョットコイ」という独特の大きな声で鳴きますので、いればすぐ分かります。普通は家族単位かあるいは小さな 群れで暮らしています。
(文:大関豊)
留鳥(安曇野:局地的に生息しているもようで数も少ないです)
L27cm、
HOME