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コガモはカモの子供であって種名ではありません・・とこれは冗談ですが、ほんとに子供のカモと思っている人もいました。
コガモは他のカモたちに先駆けて渡ってきます。安曇野では8月の末ころには見かけます。これは北海道や本州の山地で繁殖したものが
やって来るのであろう?と言われています。標識調査によると日本で越冬するものは、千島、サハリン、カムチャッカ方面から来るものが
圧倒的に多い、とのことであります。
雄の頭部は栗色と緑色、肩羽の白い羽をたたんでいるときには体の中央に水平に出ます。腰には黄色のパンツを履いています。雌は
褐色で黒褐色の斑があり地味な色合いです。雄のエクリプスは雌によく似ています。
雄は比較的大きな声で「ピリッピリッ」と鳴きますので、すぐ分かります。
別の亜種になりますが北アメリカで繁殖する「アメリカコガモ」が、稀にコガモの群れの中にいます。肩羽の白い白線はなくて、
胸に白い縦線がありますので探してみるのも楽しみ方の一つです。 (文:大関豊)
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