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日本で越冬するヒシクイは、主にシベリアのタイガで繁殖する亜種オオヒシクイとツンドラ型の亜種ヒシクイの2亜種があります。
亜種オオヒシクイは首もくちばしも長く(亜種ヒシクイに比較し)湿地でマコモなどの根を掘り出して食べるのに適し、亜種ヒシ
クイは乾燥した草地などで植物を引きちぎって食べるのに適したくちばしをしています。
ですが、その区別はなかなか奥が深くて(体の大きさやくちばしの長さは重なる部分があって一概に言えないところがあります)
専門家におまかせした方がよさそうです。
亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイは渡りのルートが違っていて、安曇野にやって来るのは亜種オオヒシクイで、日本海
ルートのものが紛れてやってくるものであろう・・と思います。亜種ヒシクイは今のところ宮城県が南限とのことです。
(文:大関豊)
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