079. マガン(カモ目カモ科)

マガン(写真:大関豊)


空いっぱいのマガン(写真:大関豊)
マガンはヒシクイよりもやや小型です。といってもカモよりはずっと大きくてカルガモを二回りほど上回ります。くちばしはピンクがかった 橙色で先部が白くなっています。成鳥ではくちばしの基部が白いですが幼鳥は黒っぽく白が出ていません。
シベリアの北部で繁殖を し、日本には冬鳥としてやってきます。
マガンを筆頭に俗にいう「雁行」は、古来より絵画や歌に登場して日本のあちこちの風物詩 であったことは間違いありません。今でも越冬地に行きますと空いっぱいに飛び交う「雁」の姿は圧巻で一度は見ておくと良いと思います。
安曇野では、空いっぱいという光景は見られませんが、小数が稀にやってきます。
(文:大関豊)
冬鳥(安曇野:少数が稀に飛来します)
L72cm、
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