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日本に於いて一般的にシラサギと呼ばれる全身白色のサギは3種(ダイサギ、チュウサギ、コサギ)いますが、その中で一番小さく
且つ、よく目にするのがこのコサギです。
くちばしは黒くやや長めで、足も黒いのですが足指が黄色ですので他のサギと区別できます。(日本では稀な旅鳥として飛来する
カラシラサギも黄色いタビを履いていますが、くちばしが黄色です)
繁殖期には冠羽と背中にカールした飾り羽が出ます。そして一時的ですが、目先と足指に赤みを帯びる個体を見かけることがあります。
分布域は、ユーラシア大陸の温帯から熱帯地方、インドネシア、アフリカ、オーストラリアなどです。日本では本州と四国に普通に
繁殖し一般的に留鳥ですが、一部は本州中部以南へ移動しているようです。安曇野では、アオサギ、ゴイサギのコロニーに混じって
繁殖しています。また、冬でも見かけますが、少なくなるような気がします。
(文:大関豊)
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